菅(すが)内閣には期待したいー小林英介の私感打坐ー
只管打坐(しかんたざ)ーただ一つのことに集中すること。
政治・社会などの時事問題を取り上げ、コラムとして投稿。只管打坐の「只管」を「私感」(しかん)に置き換え、評論・コラム「私感打坐」(しかんたざ)と命名。毎週木曜日の連載。noteにも投稿。
官房長官としては顔が知られているけど、目立っていたわけではない。しかし力はある。この類の人はめっちゃ怖い。
私が菅総理に期待しているのは、携帯料金の見直しだ。私がこの原稿を書いている現在、携帯料金は1万円前後。ちょっと割高に感じてしまうのだ。
菅総理はこの料金を下げさせるため、頑張っていくというから驚きだ。やるからには絶対にやり遂げるのか。反発がものすごくて実現不可能になるのか。今後の発言や行動には注目したい。
ところで、菅内閣では「デジタル庁」を創設し、今よりもっと「デジタル感」を打ち出していくと予想される。
この背景には新型コロナウイルスの影響がある。人との接触を避ける意識が強くなり、キャッシュレス決済の需要が増えるとも予想。
また、どうやってマイナンバーカードなどを普及させるのかも個人的に注目している。
7月8日に掲載された「日経ビジネス」の記事(「普及低迷マイナンバーカード、キャッシュレスは突破口になるか」ー大西綾記者ー)によると、
「マイナンバーカードの交付枚数は2020年4月時点で約2000万。総務省はもともと20年7月末の目標を3000万~4000万枚に設定していたが、低空飛行を続けている。」
とある。普及率が低調なのだ。
まだカードを作っていない人は、個人情報を見られる恐れがあることや、手続きが面倒くさいこと、利便性があまり良くないという理由でカードをつくっていない可能性がある。
この意見に関しては理解できる。国や省庁の不正が明らかになり、国民は疑心暗鬼になっている。加えて手続きが面倒。働いている人は特にそう思うかな。説明するのも面倒くさいからいいかな。
さらに利便性がないこともカードを作らない理由の一つ。アプリを入れなければならないなど、疑問が浮かぶのも分かる。どうして「自分で手続きしなきゃならないの?」って思うでしょう。私も同じ意見です。
「国で進めている事業なんだから、勝手に自動的にやってくれよ。どうして自分たちが求めてもいないカードを作らなきゃならないのか。」
就任前に課題が沢山ありすぎるともいわれる菅内閣。今回は携帯とマイナンバーカードについて触れたが、他にも課題は沢山ある。
ある筋は年内解散の可能性にも言及。どうなの?って思いますが、果たしてどうなるのか。菅内閣には期待したい。