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小林英介のブログ

元フリーランスで現在は業界紙記者である小林英介が、てきとーにニュースや好きな野球について書くブログです。

今年分かったのは私たちの意識が足りなかったことだー小林英介の只管打坐ー

只管打坐(しかんたざ)ーただ一つのことに集中すること。

 

政治・社会などの時事問題を取り上げ、コラムとして投稿。只管打坐の「只管」を「私感」(しかん)に置き換え、評論・コラム「私感打坐」(しかんたざ)と命名。毎週木曜日の連載。

 

今年は新型コロナウイルスの感染拡大。これが私たちの生活や生活様式を一変させた。まさかこんなことになろうとは、昨年の今頃は考えていなかっただろう。豪華客船「ダイヤモンドプリンセス」では感染者が相次ぎ、事態は長期化するに至った。当時の安倍首相は緊急事態宣言を日本全国(一時)に発令し、小中学校などについても一斉休校にした。

 

そもそも新型コロナウイルスはどのような病気なのか分からなかった。それは研究者などの研究のおかげで、少しずつ対処法などが判明してきている。政府が提唱した「ソーシャル・ディスタンス」もその一つだ。他人との距離を保ち、飛沫を飛ばさないように気をつけることが重要だ。会社が導入している「テレワーク」(在宅勤務)もその一つ。感染対策とともに新しい働き方が広がるきっかけにもなっている。

 

また最近は政府の観光支援策「Go To トラベル」の停止を巡って政府の対応に批判が相次いだ。大臣らは国民に自粛を要請したのにも関わらず、自らは会食を行って各方面から批判が強まった。この現実を見た私たちは今後何をしていくべきなのであろうか。

 

まず、しっかり政治をしてほしいのであれば、選挙に必ず行くことだ。私には「選挙に行かない人は政治に文句を言う資格はない」という持論がある。政治に文句があるなら投票をしっかりしてから言え。この通りである。

 

現在の政治家に投票した世代に対して恨みを募らせる人も一部いると聞く。言いたいことは分かる。納得できるが、次は私たちの番だ。しっかりと選挙に臨み、胸を張って「後の世代にも自慢できるほどの政治家に投票した」と言えるのか。私たちが今後選挙の投票を行う際、必ず確認しておいた方が良いことだろう。

 

今回の騒動で分かったのは「私たちの意識が足りなかった」ということだ。私たちがもっと政治に関心を持ち、意識をもって政治家を監視しなければならない。私たちが悪いのだ。私たちがやってきたことに対してその報いが訪れているのだ。適当に投票すればその見返りが返ってくる。私たちはそれを身をもって感じることができたのではないだろうか。

 

今年ももう終わる。明日からは2021年だ。私たちは政治に対してどのように向き合えばいいのだろうか。この休みを利用して、家族と話し合ったり、調べてみるのもいいだろう。

 

 

※今年の「小林英介の私感打坐」はこれで終了です。来年は未定です。詳しくは私のブログで発表しますので、お待ちください。

 

よいお年をお迎えください。