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小林英介のブログ

元フリーランスで現在は業界紙記者である小林英介が、てきとーにニュースや好きな野球について書くブログです。

世の中がこんなに息苦しくなったのはなぜかー小林英介の私感打坐ー

只管打坐(しかんたざ)ーただ一つのことに集中すること。

 

政治・社会などの時事問題を取り上げ、コラムとして投稿。只管打坐の「只管」を「私感」(しかん)に置き換え、評論・コラム「私感打坐」(しかんたざ)と命名。毎週の連載。

 

 私も毎日ニュースを見るけれど、こんなに世の中が息苦しくなっていると思うとなんだか悲しくなってくる。コロナ対応のまずさで政府を批判したり、芸能人の行動を批判したりするのも顕著になってないか?マスコミも話題がないからといってあおるような番組構成にしてはならん。特に私はテレビ局に勤務していた経験があるため、辛いのです。

 

 SNS上でも批判・誹謗中傷が相次ぐここ数年。コロナ禍はそれに油を注ぐ環境を作っています。「ステイホーム」が合言葉のようになり、みんなが家にこもるようになりました。すると増えるのはストレスと体重。私は健康診断で「やせすぎ」と注意された経験がありますが、このステイホームで少しは肉がついたかな...。

 

 今まで家にいなかった人が急に一つの場所にこもるようになると、ヒマになります。ヒマになればスマホに手が伸びる。そしてストレスを発散するかのように批判するツイートなんかをツイッター上で書き込む。それが生きがいになり、当たり前の存在になってしまいます。この状況は大変危険なのですが、一人でいるとその分別もつかなくなる。だんだんそれがエスカレートする。収拾がつかなくなっていきます。

 

 あと、誰かの変わった行動を「待ってました」とばかりに叩く風潮。「とにかく批判したい」人がわらわらとSNSに現れ、散々荒らしたうえで帰っていく。また対象者が現れては荒らし、を繰り返す。これは一つの「病気」といっても良いのかもしれない。どう見てもおかしい行動です。マナーを知っている人ならば、このようなSNSの使い方はしないでしょう。スマホ所持者の低年齢化も関係していそう。

 

 今年に入って緊急事態宣言が再び発出され、また対象範囲が全国に拡大する可能性もあります。すると今まで以上にステイホームする人が増えるかも。いや、慣れっこになって外に出ちゃう人がいるかもしれない。私たちは、一体どうすればいいのでしょうか。命運を託した政治家がこれかとあきれてしまいますが、一番残念だったのは期待していた菅総理。この体たらくとは悲しい。「ガースー黒光り内閣」なんて書いていたのが懐かしい。まさか後に本人が「ガースーです」と発言するとは思わなかったけど。

 

 コロナによって浮き彫りになった課題は沢山ありますが、これを政治家に任せるのは...どうなのかな?と思うこの頃です。

 

 今年も連載コラム「小林英介の私感打坐」をよろしくお願いします。