札幌の古書店「書肆吉成」に行ってきた
古本屋。それは私たちを古の世界へいざなうもの。
なんてかっこいい言葉はさておき、古本屋が好きな私は、学生時代から札幌にある古本屋を探検。あれよあれよと大学を卒業し、札幌から引っ越し。
あれから数年。私は再び札幌に向かい、古本屋巡りを再開しようと計画した。またこの冬の寒い時期に、計画を立ててしまったのだ………。
最寄り駅は「元町駅」
札幌市営地下鉄には、3つの種類がある。
駅を出ると、コンビニや歯科医院などがならぶ。
取材で訪れる数日前、札幌は春の陽気に包まれ、積もっていた雪が溶けまくった。しかし、それは前日の低温で凍り、道路・歩道ともに「スケートリンク」のようになっていた。
その道をまるで「生まれたての小鹿」のように歩いていくと、飲食店が見えてくる。
この「串鳥」は、北海道を中心に展開している焼き鳥屋。個人的には、わさびが乗った「とりおび山わさび」がおすすめだ。
少し進めば住宅街に入る。雪が積もっており、道路はガタガタだ。歩いていると足をこのガタガタの路面に取られる。足に力を入れて歩かなければならないのだ。
北海道に住むと、これはもはや日常茶飯事だ。驚いてもいられない(こんなに雪が少ないのは札幌くらい?か)
この建物は「東光ストア」だ。「ラルズ」や「アークス」を傘下に展開している「アークスグループ」。アークスが運営しているスーパーだ。札幌ではよく「東光ストア」を見かけるので、今度札幌に来た際は探してみては。
最近飲んでいないからだろうか。こんな写真を撮ってしまう。ダメだ。
そうこうしているうちに、目的地に近づいてきた。ただ、近くにこんな建物が見える。
名前は「ダイヤ書房」だという。あまり聞いたことがない名前だ。後ほど向かうことにして、目的地に急ごう。
到着!「書肆吉成」
ようやく着いた。目的地は「書肆吉成」。古本屋だ。
「しょしよしなり」と呼ぶ。青い色を基調として、「古本買取」の文字が並ぶ。店内に入ると、沢山の本がお出迎え。思わず、数十分も立ち読みしてしまった。
1階にあるのは主に漫画や新刊、文庫、北海道に関する本。2階は図鑑や宗教に関する本、雑誌、文庫、CDも売られていた。
店員の方は比較的若かった。私がイメージする古本屋といえば、歳をとった老人がイスに座ってこちらを眺めている風景。そんな情景を思い浮かべる私は、変わっているのかも。
そうして私は、「書肆吉成」を後にした。再び生まれたての小鹿になりながら地下鉄の駅に向かった。
追記:先ほどの「ダイヤ書房」だが、至って普通の書店だった。
ただ、中では手芸品や文房具の扱いが多い印象を受けた。
バス停も目についた。
私は「中央バス」の赤い色が大好きだ。
「オレンジ薬局」なるかわいい薬局も。かわいかった。
札幌に行った際に、いくつか古本屋を訪ねてきた。これから数回にわたって、不定期ではあるが札幌の古本屋についてご紹介する。
書肆吉成:札幌市東区北26条東7丁目3‐28
気になった人は、検索してみよう!
(住所は書肆吉成のホームページより)