斎藤佑樹に見る報道姿勢
斎藤佑樹。
2006年夏の甲子園。
引き分け再試合にもつれた決勝戦は4-3で早稲田実業が駒大苫小牧に勝利。
「ハンカチ王子」は日本一となり、大学へ。
そしてドラフト会議で4球団に指名され、競合の後ドラフト1位として日本ハムに入団。
現在も日本ハムに所属し、汗を流している。
近年の成績ははっきり言ってパッとしない。
毎年のオフには「おっ!佑ちゃんいいねっ!」
シーズンに入ると「うわ...ダメダメじゃん..」
これが毎年毎年の恒例行事になってしまっている。
私はもうダメだと思っている。野球では。
先発は二度と?できないだろう。中継ぎも同じだ。
本人はしたいだろうけど、周りが許さないだろう。
もう31歳の斎藤。
時の流れはあっという間。
日本ハムの中では中堅からベテランの域にいるだろう。
今シーズン、日本ハムは若手の出場が目立った。
野手では石井、渡辺。
投手では玉井、井口、堀、加藤など。
若返りを図っている日本ハムでは、斎藤が出る幕も無いのかもしれない。
言葉は悪いが、以前から斎藤に「客寄せパンダ」感はあった。斎藤が先発するなら札幌ドームに行こうと考える人も多かったようだ。
今も「斎藤佑樹!」と呼ばれると、以前よりは少ないが盛り上がる。やっぱりなんか「持ってる」のか。
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入団当初は年齢も若く、自分が思い描いた通りの投球ができることが多い。
しかし、歳を重ねるとそうはいかない。当たり前だ。
筋肉の衰え、回復の遅さ....
色々な要因が重なり、斎藤の体が変化していると見ても良い。
また、よく言われるのが高校時代の酷使だ。
詳しい球数などは各々調べてほしいが、相当な球数を投げた。選手生命が短くなるのも当然っちゃ当然。
そして周りからの期待。
ハンカチ王子ハンカチ王子と騒がれ、本人への重圧は想像できないくらいにあっただろう。
大変だった。
言う・書くのは簡単である。誰でもできる。
斎藤に対してはもちろん、野球選手に対しての報道姿勢がおかしくないか。
今年もそうだった。
マスコミは「奥川奥川」と騒ぎ立て、新聞は追い込むようなことをしたのではないか?
さらには「来年のドラフト候補」と勝手に予想し(私も反省しなければならない。)、選手をピックアップ。
本人は野球が好きで野球をやっているのに、記者が同じことを何回も何回も聞き、しつこい。
そんなことが多くなれば、野球をする気が失せるのではないかと私は危惧している。
節度を守り、取材をするのが大人なのではないか?
そんなこともできないようなら、記者など辞めてしまえ‼️ふざけるな‼️
なんて私は思ってしまうのだが。
ちょっと過激だったかな....
とにかく、普通にマナーを守って取材してくれさえすればいいのだ。何にも文句は無い。
私も批評をすることがあるが、その点には留意しなければならない。
これは自分への忠告でもあり、全マスコミに対する忠告でもある。
もう一度立ち止まり、報道を見直せ。
その報道が本当に必要なのか、需要に見合った報道なのか。
バカバカしい報道なんかには、誰もついてこない。
日々勉強をしなければならない。
そう肝に銘じて、記事を書こう。
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