ベスト16出そろう!!!夏の甲子園10日目(1試合)ー第103回全国高等学校野球選手権大会ー
第103回全国高等学校野球選手権大会10日目が23日、開催された。この試合で今大会のベスト16が出そろった。
近江6ー4大阪桐蔭
近江が逆転勝ちでベスト16進出。
2回までに大阪桐蔭に4点を先制された近江は3回、2番西山のタイムリーヒットで1点を返すと、4回には5番新野のソロホームランで2点差に迫る。
5回にも1点を返し、迎えた7回、2死1・2塁のチャンスで5番新野がタイムリーヒットを放って同点に追いつく。そして8回に途中出場の3番・山口がタイムリー2ベースヒットを放ってとうとう逆転。6ー4とした。
近江先発の山田は6回4失点。2番手の岩佐は大阪桐蔭打線を3回無失点に抑えた。
一方敗れた大阪桐蔭は、先制したものの、それ以降はあと一打が出ず。8回の継投に失敗し、ベスト16進出はならなかった。
近江・多賀監督
逆転勝利について「実感はわかない」と話し、0-4からの逆転は「記憶にない」ようだ。
ポイントは「山田がどこまで立ち直れるか」だった。2回までに4失点したものの、3、4、5回は無失点だった。監督としてはこのあたりで岩佐に交代しようと考えていたというが、「4回くらいまでに調子が上がってきた」ため、続投させた。
スクイズで返した1点目。4点ビハインドで戦うのは厳しく、「まだやれる」という気持ちを持たせるために1点ずつ着実に返していった。
最後には、「彼らを信じて、次の試合にも臨んでいきたい」と力強く語った。
近江・山口(逆転のタイムリー2ベースヒット)
「あの打席は自分を信じて振りぬいた」
大阪桐蔭・西谷監督
「いい入りができたのでどんどん攻めていきたかった」「山田投手のピッチングの切り替えに対応できなかった」。
「近江にこちらがやるべき野球をされてしまいました」と悔しそうに話した。
この試合が終了したことで、今大会のベスト16が出そろった。
以下、ベスト16を紹介する。
8月24日(第11日)
①二松学舎大付ー京都国際
③三重ー敦賀気比
8月25日(第12日)
③神戸国際大付ー長崎商
④盛岡大付ー近江
明日は4試合を予定している。