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小林英介のブログ

元フリーランスで現在は業界紙記者である小林英介が、てきとーにニュースや好きな野球について書くブログです。

岸田内閣よ、がんばれー岸田内閣が発足ー

 4日、菅内閣は総辞職して岸田新内閣が発足した。また同日、臨時国会(臨時会)が招集。首班指名が行われて、岸田総裁が第100代の内閣総理大臣に選出された。

執行部人事

 岸田総裁は、29日の自民党総裁選挙後、すぐさま自民党執行部人事に着手した。総裁は岸田文雄氏(岸田派)、副総裁は麻生太郎氏(麻生派)。官房長官には松野博一氏(細田派)が就任する。

 執行部のトップである幹事長には甘利明氏(麻生派)を任命する。また総務会長には福田達夫氏(細田派)、政務調査会長政調会長)には総裁選を戦った高市早苗氏(無)、選挙対策委員長(選対委員長)に遠藤利明氏(無)、組織運動本部長に小渕優子氏(竹下派)、国会対策委員長国対委員長)に高木毅氏(細田派)、広報本部長には総裁候補だった河野太郎氏(麻生派)が就任する予定。

閣僚人事

 次に閣僚を見ていこう。13人が初入閣する岸田内閣は、フレッシュな顔ぶれとなった。

財務大臣には鈴木俊一氏(麻生派)を任命。麻生前大臣から久しぶりの交代となった。総務大臣には金子恭之氏(岸田派)、厚生労働大臣後藤茂之氏(無)、文科大臣には末松信介氏(細田派)、法務大臣古川禎久氏(無)、農水大臣に金子原二郎氏(岸田派)、環境大臣には山口壯氏(二階派)が任命される。

 

経済産業大臣には前文科大臣の萩生田光一氏(細田派)を任命。国土交通大臣には、公明党の斉藤鉄夫氏を起用する。

さらに地方創生・少子化男女共同参画・こども庁担当大臣として、総裁候補だった野田聖子氏(無)を任命。万博担当大臣には若宮健嗣氏(竹下派)、デジタル・規制改革・行革担当大臣に牧島かれん氏(麻生派)が任命される。ワクチン接種担当大臣には、堀内詔子氏(岸田派)が就任する見通し。

 

新設する経済安全保障担当大臣には、小林鷹之氏(二階派)を抜擢。それに加え、経済再生担当大臣に山際大志郎氏(麻生派)、復興・沖縄・北方担当相に西銘恒三郎氏(竹下派)、国家公安委員長二之湯智氏(竹下派)を起用する。茂木敏充外務大臣竹下派)、岸信夫防衛大臣細田派)は再任となる。

人事を総括して

20人の閣僚のうち、13人が初入閣で、派閥もばらつきがないように感じる。バランスを重視した内閣になっているといえよう。

一番少ない派閥は二階派で2人、麻生派は3人。最多は4人で竹下派細田派、岸田派。無派閥は3人だった。女性の入閣者は3人で、まだまだ女性の国政進出は程遠いと考えてもいいだろう。

 

岸田内閣における喫緊の課題は、新型コロナウイルスの感染拡大で疲弊した経済の回復だ。ワクチン接種が広がって感染者の重症化は抑えられると考えると、経済に軸を移した政策が主になる可能性はある。

もちろん、今後日本を襲来する可能性がある第6波を見据え、対策を練っておく必要はあるだろう。外交問題も課題がある。中国をはじめとした諸外国との関係をどうしていくのか。防衛政策をどう推進していくのか。課題は山積みだが、岸田内閣は今日、第一歩を踏み出す。