今年のペナントレースを振り返る④日本ハム
4月は一旦5位に下がったものの、3位で終えた日本ハム。5月に再び5位転落となったが、6月は一時、一位に上り詰め4位で7月へ。7月は復調し、貯金も9まで伸ばして1位ソフトバンクまであと少しの所まで迫った。
しかし、8月は5勝20敗と大失速。2位から6位に突き落とされた。9月、5位オリックスを抜き5位でシーズンを終了し、Bクラスとなった。
ピッチャーでは、有原が15勝で最多勝のタイトルを獲得。規定投球回数にも到達した。
ドラフト1位で入団した秋田・金足農業の吉田輝は4試合を投げ、初登板のみの1勝。加藤は先発としての働きを期待されていたが、5勝7敗。ショートスターターなどの試みに巻き込まれ、不満の残るシーズンになったのではないだろうか。玉井、公文、石川直は60試合の登板を記録した。
今年、特に大きかったのは上沢の離脱だろう。6月11日の広島戦で勝ち、5勝2敗としていたが、6月18日の横浜戦でソトの打球を足に受け、そのまま離脱。今期絶望となってしまった。
打者陣をみると、それはそれは芳しくない。
台湾から加入した王は.255。ケガもあって88試合の出場。印象も薄くなってしまった。中田はチーム最多の24本塁打を放つも、.240と低迷。目を背けたくなるような打撃不足だった。
田中賢らが引退し、チームの若返りもさらに加速する。今シーズンの反省を活かし、来年につなげたいところだ。