圧倒的な戦力差に脱帽ー小林英介の私感打坐ー
只管打坐(しかんたざ)ーただ一つのことに集中すること。
政治・社会などの時事問題を取り上げ、コラムとして投稿。只管打坐の「只管」を「私感」(しかん)に置き換え、評論・コラム「私感打坐」(しかんたざ)と命名。毎週木曜日の連載。noteにも投稿。
セリーグ王者の読売巨人軍とパリーグ王者の福岡ソフトバンクホークスが対戦したこのカードは、あっけないうちに終わってしまった。
巨人の前評判は決して良くなかった。圧倒的な戦力を持っているソフトバンクに対して、1勝できればいいと考えていた私であった。
ところがどうだろうか。巨人は1勝もできず、4連敗。巨人は昨年も日本シリーズで4連敗しており、これで8連敗。なんということだろうか。
その巨人に次いで2位だった阪神。もっと恥ずかしいと思わなければならない。何をしているんだろうか。
ところで、ソフトバンクは3軍制を敷いている。巨人も同じだ。ただしこのような戦力差が開いてしまうのはなぜなのだろうか。パリーグのレベルがセリーグと比べてはるかに高いのだろうか。セリーグそのものの存在意義も疑わざるを得ない状況だ。
セリーグ王者である巨人が2年連続で4連敗したという事実は、セリーグ全体で考えなければならないことでもある。今後、セリーグのレベルを上げるにはどうすればよいのか。
「DH制」これがあった/なかったからといって、セパ両リーグの戦力差が開いているわけではない。たとえ、セリーグにDH制が導入されたといっても、戦力差は変わらないだろう。
セリーグとパリーグの差は、野球に取り組む姿勢も関係しているのではないか。私は日本シリーズの4試合を見ていてそう思った。
ヘッドスライディングでアウトになり、感情をあらわにする選手と、だるそうにプレーしている選手がいる球団では結果が変わるのも当たり前だろう。
阪神に所属している選手でも全力で走っている選手は果たして、いるのだろうか。
いないのではないだろうか。
野球に対する姿勢は、結果そのものにも影響する。
当たり前なことだが、人間は意外と忘れてしまう。今年の日本シリーズはそれを思い出させてくれた。
ソフトバンクが4連勝したことにより、2020年のプロ野球シーズンは幕を閉じた。新型コロナウイルスで6月の開幕となったプロ野球。シーズン当初はまさかシーズンを無事に終えられるとは思っていなかった。
選手をはじめ、スタッフ、審判、野球に携わっているすべてに方々に感謝いたします。
そして優勝した福岡ソフトバンクホークス。優勝おめでとう!!!!