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小林英介のブログ

元フリーランスで現在は業界紙記者である小林英介が、てきとーにニュースや好きな野球について書くブログです。

国民は「辟易」しているー小林英介の私感打坐ー

只管打坐(しかんたざ)ーただ一つのことに集中すること。

 

政治・社会などの時事問題を取り上げ、コラムとして投稿。只管打坐の「只管」を「私感」(しかん)に置き換え、評論・コラム「私感打坐」(しかんたざ)と命名。毎週木曜日の連載。noteにも投稿。

 

政府の新型コロナウイルス対策分科会が12月11日に開催された。国内の新型コロナウイルス感染者が増加している中、政府は観光支援策「Go Toトラベル」を継続する考えだが、分科会としてはGo Toの一時停止などの提言を行った。(結局、Go Toトラベルは14日に「全国一時停止」が決定

 

分科会が終了した後、分科会の会長を務める尾身茂氏が会見を開いた。会見の中で尾身会長はある言葉を用いて現状を説明した。

 

「国民は辟易している」

 

「辟易」(へきえき)。簡単にすると「うんざり」。

「国民は”うんざり”している」。うまく現状を捉えられている言葉だ。

 

もし、他の言葉を用いていた場合はどうなったであろうか。いくつか見てみよう。

 

①「失望」

失望は「がっかり感」が勢いよく自分めがけてやってくるイメージ。

②「憤慨」

「怒ってる」。おっかねえよ~。

③「意気消沈」

 元気がないわけではないけれど、ニュアンスがちょっと違うかも。

 

日本語は難しい。少しニュアンスが変わるだけでも意味の伝わり方は変化する。ましてや尾身会長は政府の分科会の会長である。国民から見れば「スポークスマン」のような存在かつ医療の「スペシャリスト」である。

 

コロナが感染拡大を見せていた当初、尾身会長を私は心配していた。

「声、大丈夫か...」

後から色々調べてみると、すごい経歴を持っている人だということは分かった。

「今まで変なことを考えて申し訳ない」

そう思ったほどだった...

 

話題を感染対策に移そう。

 

感染拡大を防ぐために一番良いのは「ステイホーム」。医療従事者の方々が頑張ってくれているのに旅行するのは気が引ける。だから私も旅行に行こうとは思わない。

行くとしたら住んでいる自治体にあるホテルか。意外と行ったことがないホテルがたくさんあるので、この機会に宿泊してみようと考えている。

 

大人であるならば、多少の我慢もできるはずであろう。そもそも、「大人だから」「子供だから」との理由で片づけられるほど簡単なものではないが、大人としての行いに恥ずかしさを覚えないのだろうか。

 

それこそ子供が大人に対して「辟易」しているのではないか。(大人の中でも頑張っている人はいる。子供たちには、そのような大人になってほしいと思うが。)

 

この国は、どうなっていくのだろうか。

「日本」という「国家」が国民から「辟易」されたら本末転倒だと思わないのだろうかと、国家の中枢にいる人に伝えたい。

 

 

 

 

 

 

いや、もう国民はある人たちに対して辟易しているのかもしれない。